創業支援

創業するということは経営者になるということ

あなたは、以前、企業の平均寿命は30年という説が話題になったことを知っていましたか?

しかし、東京商工リサーチの調べで、2014年に倒産した企業の平均寿命は23.5年、うち開業から10年以内は23.8%を占める企業が倒産しています。

これから創業を考えている、あなたの年齢はいくつでしょうか?

私は28歳の時に創業し、今年で設立17年になります。
この平均寿命から考えるとあと6年後、私は51歳で路頭に迷うということになります。
なんとも怖い話ではないでしょうか

だから、開業前に考えるべきことは、夢を持って創業したのはいいが、こんなはずじゃなかったと嘆いても遅いといこうことです。

まず、開業前に考えなければならないことは、あなたは営業マンでもなく、職人でもなく、大将でもない、経営者になったことを自覚してください。

では、経営者の仕事とは何なのか?

経営者の仕事はマーケティング

もし、創業して数年後が経ち、「うちの商品はこんなにいいのに」、なぜ売れないのか、世間の人はわかってくれないなんて思っている限り、あなたは平均寿命どころから10年以内の23.8%の企業に入るでしょう。

または、最初は売れたけど、売上が減少している。
どんなに革新的だった商品やサービスも、やがて競合他社の参入や陳腐化し衰退していくのです。

だから、経営者の仕事はマーケティングなのです。

しかし、マーケティングができるのか?と難しく考える方がいらっしゃいますが、結論はこうです。

「マーケティング=顧客目線」

例えば、伊勢の名物『赤福』は創業が1707年とされ、300年以上の歴史を持っていますが、かつては甘い=ぜいたく品だったため、甘さの引き立つ製法で作られていました。

しかし、現代では甘過ぎる和菓子は敬遠されがちなため、甘さはとても控えめに味にしているのです。

名称は変わらずとも昔と今では味が全然違います。

もう一つ事例を人気ラーメン屋の経営者と面談した時も同じことを言われました。

よく昔と変わらず美味しいですよね。と聞いたところ「いやいや時代に合わせて少しずつ、その時代が求めている味に変えているので、昔の常連さんが来たとき、味が変わっていることを指摘されるのが怖い。」と

そう、「モノの価値を決めるのは、お客様」なんです。

だから、「お客様は何を求めているのか」を常にリサーチし、改善を取ることがマーケティングであり、経営者の仕事なのです・・・。

マーケティングについては、ブログ等で詳しくお話しさせていただきます。

では、経営者になる決意をした方のみ、開業前に知っておくべき手続きへ進んでいただきましょう。

開業時の手続きについて

・開業にはこんな手続きがある

・開業前に準備するお金、開業前後にかかるお金、開業後しばらくしてかかるお金

・公庫融資を活用しよう

・創業するなら会計の知識が不可欠、経理をおろそかにするワナ

・税理士の選び方が成功のカギとなる

・人を雇うにはどうすればいい? ・なぜ開業から10年以内に2割超も倒産するのか?

上記の開業時の手続きについてはブログ等でご紹介させて頂きますが、聞きたいことや質問等ございましたら

support@kei-so.co.jp まで、ご連絡下さい。

公開日:
最終更新日:2016/12/24