人を動かす力こそ成長の鍵である
「部下が動かない」原因の70%はリーダーにある
最悪なリーダーとはどんな人ですか?
「俺の方が経験も技術も優れている。俺は違うんだ」など傲慢な、人の話を聴かないリーダーになるではないでしょうか?
そんな一方的な主従関係の下では、能力を発揮する前に疲弊し、去っていく。
だから、反対に、傲慢さに無縁なリーダーは、謙虚で傾聴し、親しみやすいため好かれる。
つまり、人を動かすために重要なツールは、アクティブ・リスニング、積極的に耳を傾けることなのです。
非言語的コミュニケーションともいいますが、アクティブに会話に参加し、耳だけでなく、口と目も使って話し手に対して確認をするためのアクションをとること。
そして、好かれるリーダーはチームの成功のために自分の経験や専門知識が不可欠ということを理解しているため、1対1の会話や自分を大事にしてくれるという感情的なレベルでのコミュニケーションを行う。
私はこのスキルを人を動かす上で最重視しています。
何故なら、感情レベルで聴くためには謙虚さを持ち、他人の意見をオープンな気持ちで理解する必要があるからです。
アクティブ・リスニングがうまくいくと、チーム内は謙虚な気持ちを持ってお互いを理解し合い、信頼が高まります。
その結果、よりよい解決策が生まれ、それにより時間が節約されるなど、人間関係を築き、人を動かし、最高の結果をもたらしてくれるツールとなるでしょう。
裸の王様になりたくなければ部下を固定概念で見ないこと
もし、コミュニケーションを取っているにも関わらず、部下が動かないのであれば、管理者のマネジメントや人材育成はテクニックに偏っていないか感情的な努力はどうであったか分析する必要がある。決して部下の資質や能力を責めてはいけない。
例えば、
・「指示命令」が本当に具体的で部下に伝わっているか確認したか?
・「任せっぱなし」にしていないか?中間チェックを入れたのか?
・仕事を依頼する時に、部下の業務量やレベルを考慮したのか?
・具体的に仕事の仕方を教えたか?
・期限や成果の基準を明確に伝えたか?
・評価し伝えたか? 等
このようなことをせず、部下の資質や能力を責めた瞬間から部下を固定観念で見てしまうことになる。
そうすると部下の意識の変化や成長を見過ごしてしまうことにもなります。
あなたは正しいかもしれませんが「あなたの部下育成が絶対ではない」という眼で会話を重視し、表情、身振り、声の調子など、また他部署など多くの人の意見も参考にしながら部下が本当に考えていることを感じとることが必要です。
そう、コミュニケーションこそあらゆる問題解決の基盤となります。
だから、優れた影響力を発揮するには、優れたコミュニケーション力を持たなければなりません。
コミュニケーションは人に影響を与え導き、素晴らしい結果を生み出すためには必須のスキルです。