リーダーシップ

重要なのは頑張るかではない、何をするかだ

例えば、あなたは野球チームの監督です。そのチームを優勝へと導くために監督であるあなたが毎日4番バッターでピッチャーとして頑張っていたらどうでしょうか?そんなチームが勝てると思いませんよね。

そう、どんなに頑張っても役割を間違えてしまえば意味がないのです。

しかし、これは現場リーダーによくあるパターンです。
現場が忙しいから自分の役割を措いといて作業を手伝う、いや作業をしている方が考える仕事より楽だから?

チームが成長するためには時にリーダーであるあなたはプレイヤーを退かなければならないのです。今日の結果に向けて仕事をすることも必要です。

しかし、成長するためには未来に向けた仕事をしなければいけません。

結局、どれだけ頑張るかより「何を」するか、今日から2年後3年後のことを考えて、それに向けて動く必要があるのです。

リーダーを大きく成長させる4つの成長

  1. 自己成長
    まず、自己成長とは「これまでできなかったことが出来るようになる」ことだと考えます。
    そして、チャレンジしたことを応援してくれたり、やり遂げたことを一緒に喜びあえる人が周りにいることです。
    その模範がリーダーであるあなた自身なのです。あなたが仕事に対する能力を高めることこそ、チームの仕事に対する能力を高めることになります。
    その結果として、チーム全員がスキルを伸ばせば、法人全体が成長します。
    チャレンジを推進し成長を一緒に喜びあう雰囲気がある職場で働ける。わくわくする、そのような自己成長を促せるような環境づくりが必要なのです。
  2. 人を動かす力の成長
    リーダーは部下をマネジメントし、部下を通じて結果を出さなければなりません。
    人を動かして成果を出せる、信頼性の高いスキルを持つ必要があります。
    その商品やサービスを生み出すにあたってたくさんの人が関わっています。
    ビジネスは人によって成り立っているのです。 だから、人を動かす力やスキルが絶対必要なのです。
  3. システムの成長
    優れたシステムがチームの質を上げ、優れた結果をもたらします。
    どんなに優秀な人材がいてもシステムやプロセスが存在しなければ結果はまちまちになってしまいます。
    このような状態でマネジメントするのは大変難しくなります。
    だから、継続的に改善し、メンバーの役割・やるべきことを明確に定義できるシステムの構築が必要なのです。
  4. 目標達成力の成長
    リーダーは戦略的な方針、システム、コミュニケーション、そして長期的な結果へフォーカスしなければなりません。
    リーダーシップという定義は曖昧ですが、ここではリーダーとは、「メンバーを今いる場所から行きたい場所へと導く人」とします。
    しかし、多くのリーダーは自分の考えだけで方針を決め、伝え、命令し動かそうと孤軍奮闘している。何故こうなるのか自分の意見が正しいと勘違いし反対意見を受け入れられないからである。
    大事なことは、チーム全員が共通の目的地に向かって足並みを揃えて向かっていくことなのに…。
    つまり、リーダーシップとはメンバーを動機づけし、チームメンバー全員で結果を達成する喜びを感じあえる目標管理能力が必要なのです。

この4つの成長にフォーカスすれば、チームを成功へと導くチームリーダーになることでしょう。

公開日:
最終更新日:2017/01/09