問題解決のためのフレームワーク

   

 

顧問先からの評価=顧問料アップ

顧問先の問題解決に親身になって対応しているか?と質問すれば「しています!」と答える職員が多いですが、では実際に、どんな提案をしているか?と質問を変えると答えられない職員が多くいます。

 

そう言葉だけのアドバイスで終わっているということです。

 

では、あなたの顧問先で売上不振や何か問題が起きた時、あるいは何か課題があがった時、どんなことを意識して提案し解決すればいいのでしょうか。

 

その一つとして参考にしてほしい話があります。

顧問先の問題を解決する時、あるいは対策等の見立てには、ある分析手法のフレームワークを掛け合わせて使うと、とても効果があります。

 

フレームワークとは、骨組み、枠組みなど言われ、組織や観念などの構成という意味もあるのですが、、、

 

顧問先で利用するフレームワークの掛け合わせとは、

それは、心理学をベースにマーケティングで使われるフレームワークを掛け合わせ、そこに情報を当てはめ見立てをしていく手法です。

 

ここで大事なことは、顧問先の持っている資産、能力に合わせて、成果が出る原理原則に沿ったフレームワークを使うことにあるのです。

 

こうした原理原則に沿ったいくつかの心理学のフレームワークとビジネスのフレームワークを持っていると、顧問先で何か問題が起きたり、あるいは課題があったりしても、フレームワークを掛け合わせることでいち早く解決策を導くことができるのです。

 

この手法を使うことで、顧問先での問題解決を早くでき、そして、顧問先から喜ばれるようになります。

 

 

顧問先もフレームワークを使うことで頭の中の整理ができ、考えがまとまり、気持ち的にも楽になりますし、何より行動力が上がるので効率的になるでしょう。

 

ビジネスフレームワーク「SWOT分析」

目標を達成するための意思決定でよく使われるフレームワークに「SWOT分析」と言われるものがあります。

SWOT分析は具体的には、以下の4つの要素での分析です。

その組織などの外部環境や内部環境を

強み (Strengths)

弱み (Weaknesses)

機会 (Opportunities)

脅威 (Threats)

の4つのカテゴリーで要因分析し、事業環境変化に対応した経営資源の最適活用を図る経営戦略策定方法の一つです。

 

そして、目標管理のみならず、自社の現状分析としても有効活用できるので、問題解決や課題対策としても応用ができるのです。

 

ただ、このSWOT分析には欠点があり、それは4つの要素から行うクロス分析が独りよがりな戦略になることです。

だから、一緒にマーケティングで使われる心理学フレームワークを掛け合わせるのです。

 

心理学フレームワーク「6つの感情ニーズ」

人は誰もが、6つの感情を持っていると言われています。

 

そして、程度の違いはあっても、この6つの感情ニーズは、誰もが満たしたいと感じているものです。

 

6つの感情とは

安定感(安心感・確実性)

不安定感(自由・変化)

重要感(個性・価値)

成長(進化・可能性)

愛・つながり(家族・仲間)

貢献(他人の幸せ・自然との調和)

の6つです。

 

この6つの感情ニーズを、先ほどのSWOT分析に加えると、ビジネスで応用可能なフレームワークが出来上がります。

 

このフレームワークで市場を見ると、新たに見えてくるビジネスチャンスもあるのです。

 

視点が変われば、成果も変わる

例えば、顧問先が、健康食品を販売するなら健康食品市場には、どのような6つの感情のニーズを持っている人が多いのか?

 

その業界のライバル商品は、それぞれ、どの6つの感情のニーズを満たしているのか?

 

と考えてみるのです。

 

 

そして、SWOT分析で導き出したクロス戦略は、どんな感情ニーズを満たす特徴があるのか?

 

その特徴に惹かれるのは、どのような見込み客なのか?

 

6つの感情のニーズのうち、どの欲求が高い傾向の客なのか?

 

など、フレームワークを考えながら掛け合わせていくと、市場を理解しやすくなり、本当の顧客が誰なのか、また分析後の企画や行動がしやすくなるのです。

 

何かの問題に対処する時も、闇雲に対応するのではなく、論理的、合理的に仮説を立て分析することができるようになるので、無駄もなくなり、成功する確率を高めることができるのです。

 

このSWOT分析は、自社の市場でのポジショニングを考える時にも役に立つので、需要と供給のバランスを見ることもできます。

 

ですから、あなたが「SWOT分析」を使うことで、顧問先のビジネスを分析でき、経営計画書などを作るうえでも役に立つでしょう。

 

 

まずは、これらのフレームワークを意識して、そこに反応率や、売上といった数字を掛け合わせれば、さらに利用範囲が広がります。

 

そうすれば、、顧問先の売上も上がっていくだろうと思いますし、あなたの自身のスキルだけでなく、顧問先からの信頼も上がるでしょう。

 

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