顧問先から「いいね」をいっぱいもらう
なぜ人は居酒屋に行くのか
先日、でっかい肉の乗った寿司にひかれ、
ある居酒屋にいってきました。
店内に入ると、カウンターの席に通してもらい
目の前で職人さんが握ってくれるオープンスタイル
ちょっとワクワク!
そして、はじめに店員さんが持ってきてくれたのは、
お箸おみくじ。
店員さんが
「お箸がおみくじになってまして
超大吉が出ると良いことがあります。」と
良いこととは何だろう・・・
さっそく引いてみると、
結果は「小吉」。
俺の人生こんなもん・・。
超大吉をひくとドリンクが1杯無料になるとのこと。
あと、おみくじには、飲みネタにかけて
面白いことが書いてあって、
一緒に行った仲間と、そのネタで盛り上がりました。
また行きたいなぁ
飲食店を起ち上げする場合、多くの人は、
この味は他には負けません。
とか
○○産の鳥を使っていまして・・・
などと
料理の味やメニューで勝負しようとします。
もちろん、それは間違いではありません。
しかし、
私は焼き鳥屋で、不味い焼き鳥屋を知りません。
そう、何処の店に行っても、スーパーでも
それなりに美味しい焼き鳥は食べられるのです。
だとしたら、
なぜ人はわざわざ居酒屋に行くのでしょうか?
美味しい食事よりも
「楽しい時間」や「癒しの時間」
を過ごしたいから行くのではないかと感じるのです。
そう、お金を払ってでも居酒屋に行く本質的な理由とは
「感情の変化を得たいから」
だとしたら、
必ずしも料理や飲み物だけで勝負する必要はありません、
料理や飲み物だけで勝負するには、
その人の好みによって、
どうしても限界があります。
だから、このお店の”おみくじ”のような
小ネタは楽しい時間や会話のきっかけ
としては、いいアイデアですし、
他ではあまり見たことがありません。
これは、居酒屋に限ったことではありません。
あなたのUSP(うり)は?
ビジネスによって得たい感情は違えども、
どんなビジネスでもお客さんが欲しいのは
「感情を動かすもの」
では、あなたの顧問先であるお客さん
が求めているのはどんな感情でしょうか?
「安心ですか」
「意欲ですか」
「満足ですか」
etc
その感情を感じてもらうために、
あなたは、どんな工夫をすべきでしょうか?
税理士事務所で言えば
当事務所は毎月お伺いし、このようなメニューで
とか
当事務所は○○システムを使っていまして
とか
料理の味やメニューで勝負しようとしていませんか?
それでは他事務所と差別化もできないし、
限界があります。
先ほどの居酒屋の“おみくじ”のように
毎訪問時に小ネタをもって顧問先との
会話のきっかけを作るのも、いいアイデアですね。
そこで、顧問先の欲しい感情を提供できれば、
あなたは顧問先から「いいね」をいっぱい、
それは他の事務所にはないウリ(USP)となり、
口コミが広がったり、ファンになったりするでしょう。
まずは、顧問先はどんな感情を求めているのか、探ってみましょう。