なぜ顧問先は自計化してくれないのか

   

前回、まだまだ自計化が導入されていない

企業が多いことを知ったのですが、

なぜ、自計化が進んでいないのか、

 

税理士事務所の方々に聞いてみると、

 

すべての顧問先に導入を推進しているが・・・。

 

 

との話です。

 

そう、顧問先が素直にシステム導入をしてくれるのであれば

苦労は要りません。

 

しかし、多くの場合、顧問先は何らかの原因で

 

その行動を躊躇しているのです。

 

 

行動を起こしてくれなければ税理士事務所はお手上げです。

 

 

 

いくら自計化が素晴らしいと理論を伝えても、

顧問先が行動してくれなければ絵に描いた餅です。

 

 

 

実際、今まで自計化していない顧問先が

あなたがアドバイスして、

すぐに行動した割合はどれくらいでしょうか?

 

殆どいないのではないでしょうか。

 

 

 

それが普通だと思います。

 

 

だから、大前提として、

 

”人はすぐには変わらない”ということ

 

を肝に銘じておくことが必要です。

 

 

あなたが指導したり、原理原則を教えたりしても、

そのまますぐ行動できる人は多くありません。

 

 

大切なのは「相手の経理に対する意識」

 

を変えてあげることです。

 

 

例えば、「経理システム」という

 

言葉を聞いて、

 

ある人は、

「PCが苦手」

「金額がかかる」

「手書きの方が分かる」

「事務所が楽するだけ」

 

という意識を持っている。

 

 

また、ある人は、

「経理の合理化」

「迅速になる」

「人件費等コスト削減」

「財務分析により生産性アップが図れる」

 

です。

 

 

前者は経理システムの必要性を感じず、

後者は経理システムにはメリットがあると感じています。

 

顧問先の行動を促すためには、このような相手の意識を変えることなのです。

 

 

経理が毎日バタバタしていることを

いい風に思っている経営者はいない筈です。

 

もっと他の仕事もしてほしいと思っている。

 

 

だから、

 

「経理システム」=「コスト削減」「業務の効率化」などに

 

そうすれば、記帳や補助簿の作成など

作業に時間を取られていることが無駄だと感じ、

経理システムを導入することでしょう。

 

そのためには、

まず、あなた自身が毎月訪問し提供している

 

“月次訪問サービス”

 

の意識から変えなければならないのです。

 

 

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