顧問先の社長が嫌う11人の職員像①

      2017/01/16

どんなに良い提案をしても、

知識を持っていても、

顧問先から評価されないがために

 

顧問報酬の値上げができない職員がいます。

 

しかし、残念ながら本人は、

 

その原因である「ある姿勢」に

気付いていない場合が多いようです。

 

本来、事務所の上司が教えてあげればよいのですが、

 

現場を見ていないこともあってか、

 

なかなか指摘されにくいことでもあります。

 

 

今回は、そんな職員のどんな姿勢が嫌われるのか、

実際に私が職員教育や企業経営者から聞いた事を整理してご紹介します。

 

  1. 途中で会話をさえぎり、自分の話をする職員

    これは、会話の原則が分かっていない証拠です。

    顧問先の社長と会話を交わすことが大事。

    これは誰もが知っていることですが、
    実際にできているかどうかは別の話です。

    あなたは今、目の前にいる社長に対して

    やる気を高揚させる一言を投げかけられるでしょうか?

    もし、できなようであれば、

    それは、顧問先の社長への関心と観察力がないため、
    会話を交わす必然性を感じていないのです。

    職員たるもの相手の話に関心をもって聴き、

    話終えてから意見を述べる事を原則として欲しいものです。

    もし、途中で会話をさえぎるようなことが多いようであれば、

    あなたの顧問先の社長への関心と観察は要注意です。

  2. 正しい事を言っているのだが、会話に柔らかさや寛容さがない職員

    よく顧問先からこう言わます。

    『あそこの先生は堅いんだよね~」と・・・。

    「単刀直入」・「全面否定」・「つっけんどん」等

    これは、その人の「幅」の問題でもありますが、

    真面目だけでなく堅い人には良く表れる兆候です。

    特に税法上、先方の言い分を受入れられないこともあるでしょう。

    しかし、

    「それはできません」

    この言葉を言われたら、あなたならどういう気持ちになりますか?

    先ず相手の意見を受入れた上で、どう表現して伝えるか、これは日頃からの意識と所内での教育が必要です。

  3. 「分かりません」とそっけない対応で冷たい雰囲気の会話をする職員

    誰でも自分の得意分野以外の質問が来ると、回答に困ります。

    しかし、経営者の質問は多岐に渡ります。

    あなたが分からない事も聞かれる事があります。

    そんな時、知らないからと言って、

    そっけない態度は取らず、分からないでも

    「それはどうしてですか?」

    「何故それが知りたいのですか?」

    等と興味がある姿勢を示す事が大事です。

  4. 表面的な知識で話をしてまう職員

    経営者の中には、税理士事務所の職員は税務業務だけでなく、

    金融全般の知識があると思っている人がいます。

    そんな人に、職員が生半可な知識で、

    例えば、投資信託や不動産投資の情報を入れると、

    鵜呑みにして実際に行動に出るケースがあるのです。

    これも世間話の範囲なら結構ですが、

    あまり深く触れると後々トラブルの原因となります。

  5. 別の顧問先の話をする職員

    全ての顧問先の情報について守秘義務があります。

    軽率な顧問先の固有名詞や固有戦略を話せば、

    機密漏洩にもつながります。

    内のことも外で話されているのではと

    疑われ信用できないと思われます。

    一般論なら結構ですが、少し踏み込んだ内容の場合は、固有名詞は避けるべきです。

今回は11人の職員うち5人を紹介しました。

 

この姿勢は、

税理士事務所の職員と言う以前の問題ばかりですが、

顧問先の監査や指導をする立場の税理士事務所職員は、

 

ある意味もっと高いレベルの人格が

 

顧問先から求められています。

 

 

残りの6人の職員についても、このブログでご紹介したいと思いますが、

 

まずは、この5人の職員があなたの事務所にいないか、

一人ひとりが顧問先とどのようにやりとりをしているか、

所長先生は同行しない限りわかりません。

 

どの顧問先を誰が担当しても一定の品質を保つには、

マニュアルが不可欠ですし、

所内の研修等でコミュニケーションに関する教育は、

 

税法の教育以上に必須科目と言ってもいいでしょう。

 

 

「なくて七癖」と言いますから、先ずは会話する姿勢から変えましょう。

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